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【レビュー】レオンポケット5 (REON POCKET 5) ポータブル冷暖房の最適解

naruhashi
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この記事を読んで分かること
  • レオンポケットについて
  • レオンポケット5と歴代機種のスペック比較
  • レオンポケット5の外見、アプリ仕様、使用感

暑さ対策として今までレオンポケット2を使っていましたが、屋外の暑い中歩くとバッテリーがすぐ無くなり困っていたため今回レオンポケット5に買い替えました。

初代レオンポケットが販売されて当時はウェアラブルサーモデバイス自体ほぼありませんでしたが、今では様々な製品が売られています。
個人的に暑がりなため、買い替え候補も色々と調べましたが、下記条件に当てはまる製品がほぼなく、結果的にはレオンポケットがベストアンサーとなりました。

個人的なネッククーラー検索条件
  • PCM素材やタオル系は長時間の外歩きだとほぼ意味ないので除外。
  • 冷却機能あり(≒ペルチェ素子)。送風だけの製品は猛暑だと体感効果薄い。
  • バッテリー駆動で3時間以上持つもの。
  • 目立ち度合いは気にしない。長く冷えることが最優先。
REON POCKET 5 (レオンポケット5)
created by Rinker

レオンポケットとは

出典:ソニーサーモテクノロジー株式会社

レオンポケットとは、SONYが販売している首掛け式の冷温デバイス(ウェアラブルサーモデバイス)です。肌との接触面を冷やしたり温めたりすることで、暑い時も寒い時も快適に過ごせます。
2024年4月8日からはソニーサーモテクノロジー株式会社という事業会社での事業となりました。

出典:ソニーサーモテクノロジー株式会社

また、本体とは別のタグも併用すると、周囲環境に合わせてより効率的に温度を自動切り替えしてくれます。

出典:ソニーサーモテクノロジー株式会社

レオンポケット5のスペック

個人的にREON POCKET 2から愛用していたので、スペックがどれだけ変わってきたか、表で見てみます。

ちなみに前回のREON POCKET 4からの大きな差異としては、下記特徴があります。

  • 吸熱性能は最大約1.5倍(最大冷却レベルでの平均)
  • 駆動時間は最大約1.8倍(REON POCKET4までの冷却最大であるCOOLレベル4時)
機種名REON POCKET 5REON POCKET 4REON POCKET 3REON POCKET 2
イメージ
吸熱性能
※REON POCKET 2を「1」とした場合
2.71.81.51
バッテリー持続時間COOLレベル1:約17時間
COOLレベル2:約12時間
COOLレベル3:約10時間
COOLレベル4:約7.5時間

COOLレベル5:約4時間

WARMレベル1:約8時間
WARMレベル2:約6時間
WARMレベル3:約5時間
WARMレベル4:約4時間
COOLレベル1:約9時間
COOLレベル2:約8時間
COOLレベル3:約7時間
COOLレベル4:約4時間


WARMレベル1:約8時間
WARMレベル2:約6時間
WARMレベル3:約5時間
WARMレベル4:約4時間
COOLレベル1:約4時間
COOLレベル2:約3時間
COOLレベル3:約2.5時間
COOLレベル4:約1.5時間


WARMレベル1:約4時間
WARMレベル2:約3時間
WARMレベル3:約2.5時間
WARMレベル4:約2時間
COOLレベル1:約4時間
COOLレベル2:約3時間
COOLレベル3:約2.5時間
COOLレベル4:約1.5時間


WARMレベル1:約4時間
WARMレベル2:約3時間
WARMレベル3:約2.5時間
WARMレベル4:約2時間
充電時間約170分(満充電)
約100分(90%充電)
約170分(満充電)
約100分(90%充電)
約100分(満充電)
約60分(90%充電)
約150分(満充電)
急速充電無し
冷却/温熱面素材SUS316LSUS316LSUS316LSUS316L
充電端子USB Type-CUSB Type-CUSB Type-CUSB Type-C
通信方式Bluetooth 5.0Bluetooth 5.0Bluetooth 5.0Bluetooth 5.0
本体サイズ幅55×高さ23×奥行117mm幅55×高さ23×奥行117mm幅54×高さ20×奥行116mm幅54×高さ20×奥行116mm
本体重量約116g約109g約92g約92g
使用温度範囲5-40℃5-40℃5-40℃5-40℃

レオンポケット5の実物外観

今回購入したのレオンポケット本体5+タグ(ウェアラブルセンシングデバイス)のセットです。ネックバンドも昔は別購入でしたが、レオンポケット4からは標準で付属しています。

本体パーツ名称 出典:ソニーサーモテクノロジー株式会社
本体箱外観。右はサイズ比較用のiPhone SE3。
箱裏面には内容物一覧が書いてあります。
内容物一式。本体にはエアフローパーツのロングが最初から付いています。
本体裏面とサイズ感。

エアフローパーツはシーンによって使い分け可能です。

出典:ソニーサーモテクノロジー株式会社
付属品サイズ感。USBケーブル長さは1m。

レオンポケット5のアプリ仕様

「スマートクールモード」は自動で温度や空調ファンを調整してくれます。
また、「マニュアルモード」ではCOOLレベル、FANレベル、WARMレベルを選べます。
COOLモードで画面左下のWAVEをONにすると、冷却強さを自動で上下することで、冷たさを長時間感じられるようになります。

マイモードでは、自分好みの冷温時間や強度のモード作成が可能です。

また、「スマートクールモード」では目標温度をぬるめ~冷ためまで、5段階から選べます。
タグを使用すると、画面下側にタグが検知している温度と湿度が表示されます。

レオンポケット5のレビュー

メリット

本体のみで長時間使用できる

暑い日は今までの最高冷却レベルであるCOOLレベル4でなんとか快適という感じでしたが、バッテリー持ちが非常に悪く、1日外で使う際はモバイルバッテリーが必需品でした。
しかし今回のレオンポケット5ではCOOLレベル4で約7.5時間使用できるため、モバイルバッテリー無しでも夜まで十分使えます。
モバイルバッテリーが無い分、鞄が軽くなるのが結構うれしいです。

アプリで簡単に設定を変更できる

今までレオンポケットを使用している方には当たり前ですが、本体に触らなくてもアプリからモード変更や温度設定を変えられるのが便利です。他の首掛け型のウェアラブルサーモデバイスだと、本体のボタン等で設定を変える必要があり、いちいち操作が手間となる製品も多いです。

軽量

エアフローパーツ込みだとしても、重量が約160g(ロングエアフロー)なので非常に軽いです。
500mLのペットボトル1本鞄に入れただけで重いと感じるくらいのため、軽さは正義です。

自動でON/OFFしてくれる

AUTO START/STOP機能があり、アプリを操作しなくても首につける/首から外すだけで本体が起動します。本体を使うまでにワンアクション減るので、手間がかかりません。

デメリット

人によっては首からずれる

専用ネックバンドも進化してますが、汗をかいた状態で長時間歩いていると、滑って背中側に落ちる感じでずれる時もあります。首周りの太さや体格にもよりますし、ちょっと位置を直すだけなので大変ではありませんが、頻度が多いと面倒に感じることもあります。

接触面が生暖かく感じる時がある

エアフローノズルで熱の排気がうまくいっていない、冷却に体が慣れたなどの理由で、体との接地面が生暖かく感じる時があります。
冷却に体が慣れたときはWAVEモードという冷却温度をサイクル変化するパターンにすればいいのですが、風が涼しく感じる時などはレオンポケットを着けていないときの方が正直快適な場合もあります。

Bluetoothの通信が不安定な時がある

レオンポケットとスマホを繋ぐ際、スマホの位置情報をONにしてBluetoothで接続するのですが、なかなか接続しない時があります。もっと設定を冷たくしたい時など、なかなか繋がらないと暑さと相まってイライラすることがあります。

まとめ

レオンポケット2からの買い替えでしたが、改めてレオンポケット5にして良かったと感じました。通勤通学の時だけ使うというのであれば前作のレオンポケット4でも十分使用できると思いますが、外回りの仕事だったり休日に1日中使うのであれば、モバイルバッテリー無しでも使用に耐えうるレオンポケット5がベストだと思います。

短時間しか使わないのであれば、もっと安価なPCM素材の冷却材や、送風機能だけあるネッククーラーでも十分だと思いますが、レオンポケットは目立たず軽く長時間快適に過ごせるのが最大のメリットです。

暑がりで汗っかきだけど何とかしたいという方へ特におすすめできるガジェットです。

REON POCKET 5 (レオンポケット5)
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なるはし
なるはし
設計エンジニア
甘いもの好きで50ブランド以上は食べ比べしました🍫 本職はプラント(工場)系で設計メインの仕事です。
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情報収集が好きなので、少し興味があれば色々と調べ尽くしてしまいます。
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